大会長挨拶

    数年前のコロナ禍が来るなど想像もしていない折、学会長の松木先生からのご依頼で、学術大会をとのご相談があり、学内の事情をお伝えして「数年後には・・・」などとお話しさせていただきました。しかし、当初お引き受けしようと考えていた2019年、皆様もご承知のごとく、世界中がコロナ恐怖に巻き込まれ、私自身も大学での対応そのものさえ右往左往し、とても対応できる状況ではなく、松木先生から延期して実施するようにとのお赦しをいただきました。まだ世界的にはコロナ禍が払拭されたわけではありませんが、with コロナという認識が広がっており、今年度の臨床催眠学会の学術大会を対面で行えると判断した次第です。

   個人的には、催眠そのものが日常臨床の核ではありませんが、そのエッセンスは幾重にも取り込み、日常の中で活用させていただいています。その催眠にかかわっておられた多くの先達から「人との直接的な対応・所作・その他すべてのコミュニケーションが臨床行為の基礎である」とのご指導受けてきました。だからこそ、学術大会も人との関わりの一つとして、新しい発想や考え方などを含め、これまでにないつながりを生み出す契機となればと考えて大会を企画させていただきました。

   最後に、コロナ禍が収まることはないでしょうが、せめて現状程度の安定した日常の中で大会が開催できることを願っております。
   ぜひ日本臨床催眠学会第22回学術大会にお越しいただければと思います。

 日本臨床催眠学会第22回学術大会
大会長    吉川 悟